2023 川崎記念 予想

川崎、ダート2100m、10頭立て

【実績】

G1 3勝の③テーオーケインズが抜けた実績。ここまで国内G1は6戦して6→1→4→1→4→1→4着と凡退と制覇を交互に繰り返している。偶然に見えるが、これは一戦完全燃焼のため連続好走ができないタイプといえる。前走から2ヶ月間隔を空けた今回は実力発揮、制覇のタイミング。

昨年のジャパンダートダービーの1、2着馬が揃って参戦したが、2着の④ペイシャエスは秋以降の対古馬戦でも安定した強さを見せており、こちらを③に次ぐ評価とした。

⑤ウシュバテソーロは東京大賞典を勝利したが、この時が初重賞挑戦。重賞実績としてはまだトップクラスではない。

 

【距離適性】

④ペイシャエスは前走、同じ距離の名古屋グランプリで優勝。今回と同じコーナー6回の小回りコースで、常に外を回されながらも中団からしぶとく伸びて接戦を制し、豊富なスタミナを見せた。今回は内目の好枠。

⑧エルデュクラージュは昨年のこのレース2着、同条件の前走報知オールスターカップを完勝。中央時も含めて2100mは10戦(5-3-0-2)と最も得意とする距離。

3勝クラス→ブラジルカップとこの距離は2戦連勝の⑤ウシュバテソーロ、スレイプニルステークスで逃げきっている⑦テリオスベルも距離適性は高い。

 

【前走】

⑤ウシュバテソーロは目下3連勝中、前走東京大賞典も重賞初挑戦を物ともせず、唸るような末脚で突き抜けた。勢いは断然最高評価。

④ペイシャエスも前走名古屋グランプリで対古馬初勝利。厳しい競馬を勝ち切って、着差以上に自信を深める勝利だろう。

古馬戦では苦戦が続いていた⑥ノットゥルノも前走東京大賞典2着。⑤には差されたが、ジャパンダートダービーを制した舞台で再び存在感を示した。

①ニューモーメント、⑧エルデュクラージュも前走勝利だが、レースレベル的に上記3頭が一段上の評価としたい。

 

【コース適性】

出走10頭中6頭は川崎コース初出走。

③テーオーケインズも川崎コース未経験ながら、初の地方左回りだった昨年JBCクラシック(盛岡2000m)を圧勝。中央も含めると左回り8戦(5-0-1-2)、チャンピオンズカップ制覇もあり、このコースにも適性は高いと評価。

④ペイシャエスは、そのJBCクラシック3着。こちらもユニコーンステークス勝ちなど左回り6戦(2-0-1-3)と悪くない成績。

対称的に⑥ノットゥルノは左回り3戦(0-0-0-3)と良いところなし。地方コースでは昨年日本テレビ盃(船橋)で1.6秒差7着と凡走した。

 

【展開】

逃げるのは⑦テリオスベル、江田照騎手なので離して逃げる可能性もあり。

コース形態からは先行有利。自在性の高い⑥ノットゥルノ、前年の再現狙う⑧エルデュクラージュが前に行くか。前走は控えた⑩ライトウォーリアも外枠ながら行けそうなら前に行きたい。

内目の枠を引いた③テーオーケインズと④ペイシャエスが無理せず中団から。

①ニューモーメントは最内枠だが、距離不安もあり控える競馬。⑤ウシュバテソーロも後ろからだろう。

 

【予想】

◎④ペイシャエス

◯③テーオーケインズ

▲⑤ウシュバテソーロ

 

【馬券】

馬単マルチ④←→③⑤ 4点