2023 フェブラリーステークス予想

G1、東京、ダート1600m、16頭立て、良馬場予想

 

【実績】

テイエムサウスダンは根岸ステークス快勝から挑んだ昨年のこのレースを逃げ粘って2着。重賞は14戦(5-3-1-5)と、2歳時からここまで息の長い活躍を続けている。

⑮レッドルゼルは明け7歳ながら、大事に使われキャリア22戦。うち重賞は11戦(3-3-1-4)で、一昨年JBCスプリント1400m3馬身差完勝が光る。フェブラリーSは過去2年4→6着。

⑥メイショウハリオは4歳秋に本格化の晩成型で、重賞7戦(3-0-2-2)。当時の3強をまとめて差しきった昨年帝王賞が圧巻だが、中央でもみやこステークスマーチステークスを制している。

ヘリオスは重賞9戦(0-4-1-4)と未勝利、良績も交流重賞中心だが、昨年根岸ステークステイエムサウスダンの2着がある。

 

【距離】

⑨ショウナンナデシコはマイル4戦(3-0-0-1)のみだが、3歳時の着外を除き昨年交流重賞3連勝。中でもかしわ記念は完璧な逃げきりを決めた。ひさびさの中央のレースでスピードに対応できるかは課題だが、一昨年ベテルギウスステークス1800mでは先行できていた。

ヘリオスは昨年の南部杯2着。フェブラリーS連覇カフェファラオを相手に、ハナ差まで粘り混んだ。こちらもスピード対応が課題だが、強力な先行馬不在で前に行ける公算はある。

昨年逃げて2着の⑩テイエムサウスダンも当然距離適性は高い。

 

【前走】

⑦レモンポップは前走根岸ステークスを好位からスムーズな抜け出し。ギルデッドミラーの豪脚をクビ差押さえて、武蔵野ステークスの雪辱を果たした。前走から1F伸びる距離、初めて背負う58㎏が課題だが、これまでデビューから10戦全連対と底を見せていない。

カナダから参戦の②シャールズスパイトは、前走芝のブリーダーズカップマイルで13番人気ながら半馬身差2着に食い込む大激走。前例のない臨戦過程で鞍上含め不気味な一頭だ。

⑥メイショウハリオの前走東京大賞典は3着。帝王賞馬の格好はつけた着順だが、勝ったウシュバテソーロから0.8秒差完敗。3歳のノットゥルノにもかわされて、まだ途上のデキだった。さらなる上昇があるか。

⑯ケイアイターコイズは令月ステークスを0.1秒差で制したが、2着アイオライトからは斤量で1㎏もらっていた。昨秋骨折から復帰後6戦目、大きな上昇は疑問。

勢いなら⑦に匹敵するのが⑬スピーディキック。前走は地方の牝馬限定重賞東京シンデレラマイルでレースレベルは疑問だが、初の古馬混合戦をひとまくり3馬身半差完勝。一昨年末から7戦連続馬券内、交流重賞関東オークス3着を除き、地方重賞は6戦全勝。

 

【コース】

⑦レモンポップは全10戦中8戦を東京コースで使われ(7-1-0-0)とほぼ完璧な戦績。このレースを最大目標に置いたレース選択が鮮明だ。

④ドライスタウトは思うようにレースが使えずまだキャリア6戦だが、うち2戦が東京コース。2歳時1勝クラスのオキザリス賞を5馬身差で突き抜け、昨秋霜月ステークスは半年ぶりの実戦で古馬初対決ながら、堂々の先行抜け出しで1馬身半差快勝だった。左回り5戦全連対と⑦に匹敵する適性を示す。

 

【レース展開】

逃げたいのは⑨ショウナンナデシコ交流重賞とはペースも違うためスタートから押していくか。昨年逃げて2着の⑩テイエムサウスダンも逃げる可能性あり。他に先団に付けたい馬が多く、ポジション争いは激しそう。④ドライスタウト、⑦レモンポップも内枠で包まれるのは避けたいため前へ。ペースは前傾になりそう。

土曜日の東京ダートは7レース行われ、全て16頭フルゲート。3着以内に入ったのは逃げ馬3頭、先行馬2頭と差し優位が明白。13番手以降の後方から追い込んだ馬も4頭おり、うち2頭は人気薄だった。

枠別では大外8枠が5頭3着以内に来ており一歩リード。4枠は3着以内なし、3枠も2頭と内目の枠が見劣るが1・2枠は計6頭と、外側の枠と拮抗する成績。

条件が合いそうなのは⑮レッドルゼル、同様に8枠だった一昨年も上り2位タイの脚で0.5秒差4着。1番人気に推された昨年は3枠から中団を進んで6着と凡走しており、腹を据えて後方待機がベスト。

⑬スピーディキックも前走シンデレラマイルの勝ちっぷりからはマイルがベストの可能性も高い。芝スタートがどうかだが、極端に遅れなければ差してきても驚けない。

大穴ならユニコーンステークス猛追2着が鮮烈な⑫セキフウか。鞍上込みで一発の可能性秘める。

 

【予想】

◎⑮レッドルゼル

◯⑦レモンポップ

▲④ドライスタウト

△⑥メイショウハリオ

△⑫セキフウ

△⑬スピーディキック

 

【馬券】

3連複ながし ⑮→④⑥⑦⑫⑬ 10点