2023 安田記念 予想

◎⑤ソダシ

ここまで制したG1 3勝は全て牝馬限定戦だが、フェブラリーSマイルCSでいずれも3着しており、牡馬一線級相手でも地力でひけはとらない。東京コースは特に相性がよく、5戦(2-2-0-1)と距離が長すぎたオークスを除けば連を外していない。

連覇を狙った前走ヴィクトリアマイルでは、大外枠から先行するのに前半で脚を使ったが、ゴール寸前まで粘りアタマ差の2着。勝ったソングラインが3枠からロスなく好位で進めたことを踏まえれば、負けて強しの印象だった。今回、枠順は入れ替わってソダシが3枠、ソングラインが8枠。先団の内目を追走できる好枠に入り、さらなる前進が期待できる。

 

◯⑭シュネルマイスター

近走不振だったが、前走マイラーズCを制して復活。加速に時間がかかるが、トップギアに入ると強烈な末脚を発揮。前走も中団から伸びて前を捉えたガイアフォースを、上がり3F32.9秒の豪脚でさらに外から差し切った。

スムーズな競馬が好走条件で、広くて長い直線の東京コースはこれまで4戦(2-1-1-0)と高い適性を誇る。昨年安田記念クビ差2着もこれに含まれるが、中団追走から直線L1Fまで前が壁、ようやく開いた進路を伸びて脚を余した敗戦だった。今回外枠を引けたのは大きなプラス材料で昨年以上の結果が期待できる。

 

▲③ジャックドール

デビューから一貫2000mのみを使ってきたジャックドールが、前走大阪杯制覇を区切りに初のマイル参戦。実績は当然トップクラス、中距離で鳴らしたスピードがマイルの一線級相手に通用するかどうかがカギになるが、先行馬自体は少なく、枠も内枠を取れたので先団につけられる可能性は高い。

 

△⑨シャンパンカラー

過去の記録から3歳馬の挑戦は厳しい。勝ったNHKマイルCも重馬場の混戦を制した形で、タイムの裏付けもない。しかし、そうした欠点に目を瞑っても、東京マイルコース3戦全勝、底を見せていない魅力を敢えて買いたい。

前走は出遅れて中団後方からだったが、五分のスタートが切れれば中団やや前から運ぶのが本来の競馬。古牡馬より4㎏軽い斤量で、雨の影響が残る力のいる馬場ならさらに良い。

 

△⑰ウインカーネリアン

スタートから無理なく先行できる内枠が理想だったので、外枠は減点材料。それでも恐れず、馬の行く気に任せて前に行けるかが好走のカギだろう。内からジャックドールか、ソダシ、あるいはメイケイエールあたりが先行して来そうだが、ペース次第では外からハナを叩くぐらいの騎乗をして欲しい。

前傾ペースの消耗戦に持ち込めれば、東京新聞杯の再現も期待できる。

 

【馬券】

3連複BOX ③⑤⑨⑭⑰ 10点