【実績】
◎⑧トップナイフ
◯⑫ダノンタッチダウン
朝日杯、ホープフルの両2歳G1勝馬が不在。さらに重賞2勝以上している馬も不在で、例年になく実績面では拮抗している。ホープフル2着の⑧、朝日杯2着の⑫のG1実績を評価したが、2頭とも重賞未勝利で他の重賞ウィナーとほとんど差はない。2頭の中ではホープフルに加え京都2歳S、弥生賞と2000mの重賞でいずれも2着の⑧をより上位に置いた。
【距離】
◎⑤フリームファクシ
デビューから4戦いずれも2000mを使って2→1→1→1着とほぼ完璧な戦績で高い適性は証明済み。それぞれのレースで逃げ、先行、好位、差しと異なる戦法で結果を出しており自在性も高い。
◯⑧トップナイフ
G1ホープフルSを含む2000m重賞3連続2着。いずれも僅差で大崩れしない。
△②ワンダイレクト
デビュー3戦すべて2000mで1→2→3着と馬券内を外していない。前走弥生賞は中団外から伸びて、終始インを回った⑧と差のない競馬。
△⑩ラスハンメル
全5戦は(1-1-1-2)だが、2000mに限っては連を外していない。外に同型2頭がいるが、すんなり逃げられれば距離はもつ。
△⑱マイネルラウレア
デビュー2戦いずれも2000m戦で連勝中。特に前走若駒Sは後方から上がり3F33.7、②をゴール前で差した。
【前走】
◎⑭タスティエーラ
◯⑮ベラジオオペラ
▲⑦ファントムシーフ
トライアルの両G2で2着にキッチリ1馬身以上の差をつけた⑭⑮が上位評価。あとは近年最有力ステップとなっている共同通信杯を、これもしっかり1馬身差で勝ってきた⑦。近年は間隔を空けるローテーションも主流にはなってきたが、やはり3ヶ月以上空いている馬は高くは評価しずらい。
【コース】
◎⑰メタルスピード
◯⑧トップナイフ
▲⑨ホウオウビスケッツ
中山コースの経験値が断然なのは⑭で、全7戦中5戦を使って(2-0-2-1)、前走スプリングSでは人気薄ながら3着に激走し、重馬場への適性も示した。
⑧はホープフルS→弥生賞と連続して中山2000mを使われともに2着。前走弥生賞では直線で②に詰め寄られたが抜かせず、坂を苦にしないパワーを見せた。
⑨も重馬場のスプリングS組。厳しいラップを先行して2着に粘り、こちらも坂での減速が少なかった。
【展開】
前走逃げた馬が3頭。⑩ラスハンメルは少頭数のスローペースで、純然の逃げ馬ではない。逃げ宣言は⑬グラニットで、これは積極的に行くだろう。⑯タッチウッドが難しいが、武豊騎手なので無理な競り合いは避けて番手キープか。
その後ろ先団好位のポジション争いが激しそうで、外枠の馬は内に入れるのに苦労しそう。ペースは前傾よりになりそうで中団~後方の馬も不利ではないが、3~4角で外を回すロスは大きそうで内目~中目で馬群をさばく操縦性がカギ。
有利なのは内枠から良い位置を運べそうな①ソールオリエンス、②ワンダイレクト、④ショウナンバシットなどか。
【結論】
◎⑭タスティエーラ
◯⑧トップナイフ
▲⑤フリームファクシ
△⑦ファントムシーフ
△⑨ホウオウビスケッツ
△⑰メタルスピード
抜けた実績馬不在、加えて重馬場予想と難解な一戦だが、前走弥生賞で終始外を回しながら直線抜け出した⑭タスティエーラを本命。早々と抜け出しながらL1Fの急坂でもリードをたもち、心配能力は高い。カギになるのは重馬場適性だが、父サトノクラウンは重賞6勝のうちG1宝塚記念を含む4勝が稍重~重、キタサンブラックにクビ差迫った天皇賞・秋も不良馬場という重馬場巧者だった。母父もマンハッタンカフェで力のいる馬場、消耗戦なら多少外を回っても伸びる。
対抗は⑧トップナイフ。⑭に完敗の前走弥生賞だが、休み明けで-10㎏。仕上げの差が出た。横山典騎手が手の内にいれており、自在性のある脚質は混線向き。
⑤フリームファクシ、⑦ファントムシーフはともにトライアル勝ち&鞍上含めて抑え。重馬場のスプリングSを厳しいラップで2着に粘った⑨ホウオウビスケッツ、同レースで出遅れながらも3着に追い上げた⑰メタルスピードは継続騎乗も好印象で伏兵視。
【馬券】
3連複ながし⑭→⑤⑦⑧⑨⑰ 10点
【春雷ステークス】
◎⑥ジュビリーヘッド
◯⑩マッドクール
▲④レディバランタイン
△①キミワクイーン
△⑧ジャスパージャック
△⑨プルパレイ
3連複ながし⑥→①④⑧⑨⑩ 10点
【福島民放杯】
◎②テーオーシリウス
複勝② 1点