2023 報知グランプリカップ予想

SⅢ、船橋、ダート1800m、11頭立て、良馬場予想

【実績】

少頭数ながら実績馬が揃ったが、最上位は中央から転入2戦目の④アナザートゥルースだろう。ダイオライト記念アンタレスステークス勝利を含め中央・地方のグレードレースを22戦(2-3-6-11)と馬券内率5割を誇る。明け9歳の古豪で昨年は転入前の長期休養もあり3戦のみ(5→8→16着)だったが、南関重賞ならまだまだ通用の地力がある。

これに次ぐのは⑩ギガキング。昨年は3連勝でこのレースを制し飛躍が期待された。結果的にはその後オープン戦を1勝したのみだったが、交流重賞で2度の掲示板を確保するなど果敢な挑戦を続けた。京成盃グランドマイラーズ3着、前走チバテレ盃勝利もあり、着実に実績を重ねている。

南関屈指の豪脚⑥ゴールドホイヤーは昨年川崎マイラーズ2着、大井マイルグランプリ優勝とマイル重賞で良績。

長期休養明けの⑪ロードゴラッソも昨年前半は報知オールスターカップ3着、大井ブリリアントステークス優勝と充実していた。

近走重賞勝ちこそないが、昨秋差しに構える自在性を身につけた①リンゾウチャネルも南関重賞で連続好走しているし、準オープン勝ちしかないが③ゴライアスは全戦績22戦(6-3-6-7)と馬券内率7割に迫る安定感がある。

 

【距離】

昨年の勝馬⑩ギガキングは、この距離9戦(4-1-0-4)着外のうち2戦は交流グレード、残り2戦は南関重賞でともに4着。前年のこのレースの他、オープン戦3勝を船橋1800mで挙げており、コース適性含め最適条件といえる。

人気薄だが高い距離適性があるのが⑨ソッサスブレイ。豊富なキャリアの中1800m戦は僅かに5戦だが(1-1-1-2)で着外のうち1戦は交流グレード。黒潮盃3着があるほか、4走前の門別オープン特別では地方重賞馬が揃った骨っぽいメンバーを相手に5馬身差完勝。その2戦含め、重馬場は14戦(4-2-1-7)と得意としており、今の時計のかかる船橋の馬場も合うか。

 

【前走】

前走馬券に絡んだ馬は僅かに3頭。⑩ギガキングは同条件のチバテレ盃を勝利、1馬身差2着だったのが③アナザートゥルース。ハイペースを先団の内目を追走し、3角から激しく追われながらも最後までバテずに押しきった⑩が持久力の高さを見せた。

直線までの手応えは明らかに優勢だった③は追い出されると案外だったが、8ヶ月ぶりの休み明けで+13㎏を考慮すれば上昇度はこちらが上か。当日の馬体重に注目したい。

⑤ビービーガウディは同条件の準オープンクラスを好位から抜け出し勝利。レースの格は落ちるがタイムは水準に達していた。放牧明けだが、昨春11ヶ月ぶりのレースを2着しており、ひさびさでも走れる。

 

【コース】

距離適性の項でも書いたように、この条件が最適なのは⑩ギガキング。船橋コース8戦(6-0-1-1)、着外は交流G2日本テレビ盃5着のみだから、他の追随を許さない。

他では⑤ビービーガウディが下級条件ながら8戦(3-2-1-2)、1800mに限れば5戦(3-1-0-1)と高い適性を誇っている。

 

【展開】

近走は差しに構えて好走している①リンゾウチャネルだが、笹川騎手への乗り代わりと最内枠ということもあり今回は先行すると想定。明確な逃げ馬不在で③ゴライアス、④アナザートゥルースあたりが追走か。

前走内を立ち回った⑤ビービーガウディは今回も好位の内、⑩ギガキングも最初の直線で位置を取りに来ると思われる。

⑥ゴールドホイヤー、⑧ジョエルは控えて中団。⑨ソッサスブレイも後ろからだろう。

逃げ馬不在でペースは後傾の瞬発力勝負、前に行く馬が有利だが、ハイペースでは追走に苦労する⑥ゴールドホイヤーも末脚勝負なら怖い。

 

【追記】

18:30 予想変更

①リンゾウチャネル 騎手変更 笹川騎手→藤本騎手

鞍上弱化とみて評価を下げる。

昨日~今日8Rまで完全に外枠有利で差しが決まっている。

 

【予想】

◎⑩ギガキング

◯④アナザートゥルース

▲⑤ビービーガウディ

△③ゴライアス

△⑥ゴールドホイヤー

 

【馬券】

3連複ながし⑩→③④⑤⑥ 6点