2023 報知グランプリカップ 参考レース分析

 

①チバテレ盃

OP、船橋、ダート1800m、良

ペース 3F毎 37.0-39.4-40.4 超前傾

1着 ギガキング(8枠、58.0㎏)◯

五分のスタートからダッシュよくスッと2番手へ。1~2角で内へ入れて道中は先団の内目を追走。3~4角で内から加速、鞭を入れて追い出す。直線も内を通り、叩き合いを制した。3角から終始追われ、手応えでは上回られていたアナザートゥルースとの競り合いを制して高い持久力を示した。

2着 アナザートゥルース(3枠、57.0㎏)◎

転入初戦。五分のスタートから前へ。1~2角で2番手に上がり、三分所を追走。3角手前で持ったまま先頭に立つと、直線で満を持して追われるがギガキングに競り負け0.2秒差2着。道中も流れに乗り、勝負所での加速もスムーズで圧勝の手応えだったが、最後案外だったのは8ヶ月ぶり+13㎏の影響か。

4着 ジョエル(7枠、57.0㎏)△

スタート五分だったが、外からスマートセラヴィー、ギガキングが前に切り込んだため、控えて中団のインを追走。3~4角ではそのまま内を通って先団3頭の後ろで直線にはいるが、そこで引き離され1.0秒差4着。1800mのペースだと道中位置が後ろからになってしまい、スピード不足が響いた。直線入口で引き離されており、瞬発力不足だった。

 

②勝島王冠

SⅢ、大井、ダート1800m、不良

ペース 3F毎36.9-36.6-38.1 やや前傾

2着 リンゾウチャネル(4枠、57.0㎏)◯

スタートよく位置を取りに行こうとしたが、外から他馬が殺到したため控えて中団。そのまま道中は馬群の中を、内に一頭おいて四分どころを追走。3角で一気に外に持ち出し、直線も外から伸びたが0.4秒差2着。12番人気の低評価を覆した。L2Fは推定11秒台半ばの脚を使っており、高い瞬発力と鋭いキレ味を示した。

4着 ギガキング(6枠、57.0㎏)◯

スタート五分から気合いをつけて中団前へ。馬場の4分どころを追走して、3角ではリンゾウチャネルが外から上がっていった影響で持ち出せず直線へ。直線は中目をじわじわと伸びて0.8秒差4着。3~4角ではややもたつき、瞬発力はあまりない面が響いた。他馬が失速したL1Fで差を詰めて持久力の高さを見せた。

10着 ゴールドホイヤー(5枠、58.0㎏)△

好スタートから押して2番手。そのまま逃げたアランバローズの直後にとりつき、三分どころを追走。4角あたりですでに脚が残っておらず凡走。息の入らない流れで、持久力不足が響いた。

 

サンタアニタトロフィー

SⅢ、大井、ダート1600m、良

ペース 4F毎48.7-49.3 平均

3着リンゾウチャネル(8枠、57.0㎏)◯

スタート良く先団へ。1~2角で内に切れ込み、3番手の内を追走。3~4角で前の2頭に離されつつも3番手キープで直線へ。外に出して追い出され、L1Fで前2頭と差を詰めるが0.5秒差3着まで。3~4角では瞬発力で見劣り離されたが、直線では差を詰めて持久力を示した。

5着ゴライアス(5枠、57.0㎏)◯

スタート五分に出て中団馬群の三分どころを追走。3~4角で4番手まで押し上げて直線へ。直線入ると内にコースを取って伸びるがL1Fで失速、ゴール前ではマムティキングにもかわされ0.9秒差5着。3~4角での加速で瞬発力の高さを、L2Fの伸びで鋭い切れ味を示したが、L1Fの失速は持久力不足が響いた。

8着ゴールドホイヤー(1枠、58.0㎏)△

スタート五分に出たが控えて中団後方を追走。向正面では馬群から置かれて後方に。直線外に出されて伸びるが1.5秒差8着まで。上り3F37.4はメンバー最速。道中はスピード不足から馬群に置かれてしまった。直線は差を詰めて切れ味を示した。