2023 安田記念 参考レース分析②

ヴィクトリアマイル

G1、東京、芝1600m、良、16頭

ペース 4F46.2-46.0 平均

 

1着 ソングライン(3枠、56.0㎏)

五分のスタートから、控えて中団、やや内を空けて三分どころを追走。3~4角では五分どころを回して直線はジリジリと伸びる。L1Fで他馬の脚が鈍り、ソダシを内から差して同タイムの接戦を制した。

馬群の中団追走ながらスムーズな競馬ができた。直線は他馬の脚が止まったL1Fも伸びており、末脚の持続力が高い。

 

2着 ソダシ(8枠、56.0㎏)

五分スタートから、2F目で馬の行く気に任せて加速し2番手、馬場の五分どころを追走。3~4角で外から先頭に並びかけながら直線へ。内で粘るロータスランドとの競り合いを制したところへ後続が差してくるも、タイム差なしの2着に粘る。

2F目、3F目の加速で脚を使ったが、最後までよく粘りスタミナの有るところを見せた。内枠なら前半でもっと楽ができたはずで、負けて強しの印象。

 

7着 ナミュール(6枠、56.0㎏)

五分のスタートから中団前方の位置を取ろうとするが、両側から挟まれてブレーキ、中団後方の外目を追走。4角で外に持ち出そうとするも、ディヴィーナに被されて動けず、追い出しが遅れて伸びきれず0.6秒差着外。

2度の不利があり、力を出しきっていないが、450㎏台とこのクラスでは小柄な馬格で、揉まれる展開は厳しい。外枠以外では割引必要か。

 

東京新聞杯

G3、東京、芝1600m、良、16頭立て

ペース 4F45.8-46.0 平均

 

1着 ウインカーネリアン(1枠、58.0㎏)

スタートでやや立ち遅れたが、ダッシュを利かせてすぐに先頭へ。後続とは1~2馬身と余り離さず、内目を逃げる。4角回っても手綱は持ったまま、L2F過ぎて満を持して追い出すと、後続殺到するもアタマ差粘り切って勝利。

スピードを活かして、マイペースで行ききった思い切りのよい競馬が奏功した。控えてリズムを崩さず、馬の行く気に任せられるかがポイント。脚質的にも内枠がベター。

 

2着 ナミュール(8枠、56.0㎏)

五分のスタートから、中団前方の三分どころを追走。3~4角を回って五分どころまで持ち出されると、直線はジリジリと脚を伸ばし、逃げたウインカーネリアンが苦しくなったL1Fで一気に差を詰めて、同タイム2着。

大外枠だったこともあり、追走から最後の直線まで終始スムーズで、持ち味の息の長い末脚が存分に発揮できた。加速に時間がかかるタイプで、広くて長い東京の直線は合う。

 

6着 マテンロウオリオン(3枠、57.0㎏)

好スタートから中団前方の内目を追走。3~4角も内を回って、そのまま直線へ。同じく内を逃げるウインカーネリアンを追うが届かず、外から差し馬たちにも交わされ0.4秒差着外。

スタートよく、先団グループを見る良い位置でレースができた。ゴール前で外から数頭に差されたのは展開のあやで、着順ほど差はない。ただウインカーネリアンからは1㎏もらって届かず。